社労士が解説!クラウド勤怠・給与計算システムで実現した業務効率化の成功事例

その手作業、いつまで続けますか?
「毎月の給与計算が負担だ」「勤怠の集計に時間がかかって他の仕事が手につかない」
こんなお悩みをお持ちの熊本県内の中小企業経営者の方は少なくないのではないでしょうか。
実は、これらの悩みの多くは「クラウド勤怠管理と給与計算システムの導入」で解決できます。今回は、社会保険労務士の視点から、法的リスクを最小限に抑えつつ業務を大幅に効率化できた実際の成功事例をご紹介します。
業務の効率化=法的リスクの回避にも直結
勤怠管理や給与計算には、膨大な時間と労力がかかるだけでなく、労働基準法や社会保険関連法令などの「法的適合性」が求められます。つまり、業務を効率化するだけでなく、法令に準拠した正確な運用が必要です。
最近では、単に「楽になる」だけではなく「リスクを減らせる」という観点から、社労士に勤怠管理・給与計算の相談をいただくケースが増えています。
500人分の給与計算もラクラク対応
かつて勤務社労士だった頃、ある顧問先から「500人分の給与データを、勤怠情報を渡した2営業日後の午前中までに納品してほしい」という依頼を受けたことがありました。当初は、訪問して紙で渡された勤怠表を手入力し、日付が変わる深夜まで残業して対応していました。
しかし、クラウド勤怠管理システムを導入し、そのデータを給与計算ソフトへ直接アップロードする形式に切り替えたところ、勤怠表の受け取りも深夜残業も不要に。チェック作業も2時間程度で完了するようになり、空いた時間で顧問先に対する改善提案まで行えるようになりました。
結果として、業務効率は飛躍的に向上し、顧客満足度も大きく改善しました。
クラウド導入で、経営資源をコア業務へ
このようなクラウド化の恩恵は、給与計算を社労士に外部委託している企業だけでなく、自社内で行っている企業にも有効です。特に、次のようなメリットがあります。
- 勤怠データの自動集計により、ヒューマンエラーを削減
- 法改正への迅速・正確な対応
- 社内の人的リソースを本業に集中させることが可能
- 労基署監査・是正指導、労使紛争への備えとして法的リスクを低減
システム導入時には、法的要件を満たしているかのチェックが欠かせません。ここで社労士のサポートが極めて重要になります。
今こそ、社労士に相談を
クラウド勤怠・給与計算システムの導入は、中小企業にとって「業務効率化」と「法的リスクの低減」を同時に実現できる大きなチャンスです。
当事務所では、導入の初期段階から法的チェック、運用後のフォローまで一貫して支援しています。熊本県内の中小企業経営者の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。業務の効率化と安心を、社労士とともに実現していきましょう。
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