職場の飲み会、実施率が大幅減少。変わる職場の「つながり」の形とは?

「職場の飲み会、やらなくなったな…」と感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。
2025年4月に実施されたリクルートの調査によると、職場での飲み会の開催率は2017年の約75%から約60%に減少。
背景にあるのは、単なる「飲み会離れ」ではなく、職場における人間関係の築き方・価値観の変化です。
今回は、その調査結果をもとに、熊本の中小企業経営者の方々に向けて、今後の社内コミュニケーションのあり方を考えます。
飲み会の開催率が15ポイント減少、だが出席率は高水準
2025年4月の調査によると、職場の飲み会の開催率は2017年の約75%から約60%に減少しました。
「忘年会」「送別会」「歓迎会」がトップ3を占めていますが、いずれも開催率・参加意欲ともに低下傾向にあります。
一方、実施された会に参加した人の割合(出席率)は87.9%と依然として高く、開催されれば一定数の参加は見込まれるという結果も出ています。
ポジティブなイメージは後退、特に女性はネガティブ傾向
飲み会に対するポジティブなイメージは、「普段会話しない人と話せる」「上司・部下の理解が進む」「おいしい料理」などが挙げられるものの、2017年比で軒並み後退。
一方、「気を使ってくつろげない」「ストレスがたまる」「プライベートな時間が削られる」といったネガティブな印象が増加しています。
特に20~50代女性ではネガティブ評価が顕著であり、多様な価値観やライフスタイルの尊重が求められる時代背景がうかがえます。
中小企業経営者にとっての示唆
従業員同士の「つながり」は、組織力や生産性に影響を与える重要な要素です。しかし、旧来型の「飲みニケーション」だけに頼るのではなく、個々のニーズに配慮した新しい関係構築が求められています。
たとえば:
- 昼食会やカジュアルなランチミーティング
- 業務後の15分ティーブレイク
- 部門横断の小規模プロジェクトチーム
こうした取り組みが、従業員の心理的安全性とエンゲージメントの向上につながります。
まとめ
「飲み会をしなくなった=コミュニケーション不足」ではありません。
今、必要なのは「時代に合った」つながりの形です。
熊本の中小企業経営者の皆さまには、従業員の声に耳を傾けつつ、柔軟な発想で職場の人間関係づくりに取り組んでいただきたいと願っています。
参考情報
株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研
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