スポットワークも対象!労働保険料申告で見落としがちなポイントとは?

えっ、それも申告対象?労働保険料申告の落とし穴
毎年この時期になると、「労働保険料の申告書の書き方を教えてください」「計算が間違っていた」という相談が増えてきます。特に近年は働き方が多様化し、申告の際に見落としがちなポイントが増えています。
今年注目すべきなのは、「スポットワーク」の取り扱いです。
令和7年度申告の制度変更は少ないが、実務上の注意点は多数
2025年度(令和7年度)は雇用保険料の料率が変更されてはいますが、手続きにおいては大きな制度変更はありません。労災保険料率も昨年度と変わっていません。
とはいえ、申告実務において油断は禁物です。特に、スポットワーク(短時間・単発の仕事)で人を雇った場合の賃金処理が、例年になく重要なポイントになっています。
スポットワーカーの賃金、入れてますか?
たとえば「タイミー」などのスポットワークアプリを利用して、単発で人を雇った場合。その支払いは、形式上はアプリ経由で行われていても、実質的には企業が労働者に支払った賃金として扱われます。
つまり、その賃金も労働保険料の算定基礎賃金に含めて申告する必要があるのです。
これを見落とすと、過少申告となり、後で追加徴収や調査の対象になる可能性があります。
チェックリストで安心!申告時の見落とし防止法
労働保険料申告の際には、以下のポイントを確認することをおすすめします。
- スポットワークで支払った賃金、労働者数を把握しているか?
- 外注扱いにした人件費の中に、実態が「労働者」のものが混ざっていないか?
- 雇用保険の適用がある労働者の有無とその期間を確認したか?
- 雇用保険料率は年度をまたいで変更されているか確認したか?
こうした確認をしっかり行えば、申告漏れや誤りを防げます。とはいえ、すべてを自社でチェックするのは手間もリスクも大きいのが現実です。
申告は専門家にお任せを!ミスなく安心な労働保険対応
労働保険料の申告は、単なるルーチン業務ではありません。特に、スポットワークのように従来とは異なる働き方を取り入れている企業にとって、見落としや誤算は大きなリスクとなり得ます。
社会保険労務士に申告業務を依頼することで、専門的な視点から正確な申告が可能になりますし、結果的に企業のリスクも削減できます。
「うちもスポットワークを使ったけど、どう申告すればいいか分からない…」
そんなときは、ぜひお気軽にご相談ください。
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